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依頼者の声
財産的給付はなかったのですが、離婚した父親と娘の面会がうまく行っているお母さんからのことばです
「不思議ですが離婚できたおかげで、かえって父娘関係が良い感じになれています。原田先生のおかげです」
「弁護士さんという職業は、複雑な心の問題を整理して、人の幸せを整えてくださる職業なのだなぁと知ることができました」
「本当に色々とありがとうございます」
争訟期間:約2年、結果:勝訴判決(東京地方裁判所、東京高等裁判所)
お元気でおすごしでしょうかしょうか。
私はおかげさまで、ゆっくりとですが創作活動を再開しました。
つらかった日々をふり返り、先生方の励ましとお力添いいただきましたことを思い出しては感謝しております。
南北法律事務所へ行くことが出来て本当に感謝しております。
本当にありがとうございました。
(Mさん 家事事件)
1. 相談のきっかけ
3. 弁護士費用について
1. 相談のきっかけ
― 南北法律事務所に相談したいと思われたのは、いつ頃、どんなきっかけからでしょうか?
今からおよそ2年前のことです。私はその当時にいた会社にお金を貸していたのですが、約束の期限を過ぎても全く返済されず、その会社の社長を信頼することができなくなったため、転職を機に法律事務所に相談することにしました。
― 南北法律事務所のことは、いつ、どうやって知りましたか?
私が仕事上で取引のある方からの紹介です。事務所の名前を教えていただいた後、ホームページも見てみました。
― その時の南北法律事務所の第一印象はいかがでしたか?
法律事務所というと、いかつい、入りづらそうなイメージがあったのですが、予想に反して明るい感じでした。
2. 法律事務所選びのポイントとは
― 他の法律事務所とは比べられましたか?
比べませんでしたし、あまり比べようとも思いませんでした。
― それはどうしてでしょうか。
私は、法律事務所を選ぶということは、いかに自分と気が合う弁護士さんに出会えるかということに尽きると思っています。 たまたま運が良かったのかも知れませんが、私は南北法律事務所でそういう弁護士さんに巡り合うことができましたので、他の法律事務所を探す必要はありませんでした。
― 「気が合う弁護士」とは、具体的にどういうことでしょうか。
気が合うといっても、仲良くなるということではありません。
正直なところ、最初は相手方と争いたくはありませんでした。相手方が自発的にお金を返してくれればなんの面倒もなかったのですが、現実はそうではありませんでした。
諦めてしまうなら別ですが、自分が貸したお金を堂々と取り戻したければ、法的な手続きを行わなければなりません。そのためには法律に明るいのはもちろん、私が間違ったことを言った時にはきちんと指摘した上で客観的なアドバイスをしてくれる、信頼できるパートナーが必要です。また私もただ弁護士さんに言われたことをハイハイと聞いているのではなく、きちんと自分が思っていること、考えていることをきちんと聞いて欲しい。そのような関係がきちんと築けるのが、気が合う弁護士さんだと思っています。
― 先ほど「間違ったことを言った時にはきちんと指摘した上で客観的なアドバイスをしてくれる」と言われましたが、もう少し具体的に教えていただけますか?
「間違ったこと」と言っても、私がありもしないことを主張したとか、証拠を捏造したとかいうことではありません(笑)。
今回、弁護士さんに言われて納得したのが、「裁判はプレゼンテーションである」ということでした。これは何かというと、裁判官に対して、いかに自分の主張が正しいものであるかということを分かりやすく説明できるかということです。
裁判官は私がお金を貸したことやその後のやりとりを見ていたわけではありませんので、裁判官に事実関係を分かってもらうためには、証拠をきちんとまとめたり、相手方とのやりとりの経過を時系列で書いたりする必要があるのですが、私は当事者なので、どうしても主観が入ってしまいます。特に今回の裁判では「お金を返してもらえない」だけでなく、相手方は返済を免れようといろいろと嘘をついていましたので、余計に腹が立ち、怒りにまかせて文書(※注:裁判所に提出する準備書面や陳述書)を書いてしまいました。そんなものですから、自分ではしっかり書いたつもりでも、分かりにくいものが出来上がってしまいました。
そんな時に、法律のプロの視点で客観的に判断してもらえるのは助かりました。当事者は、正しいことを主張すればきっと裁判官が分かってくれるだろうと思ってしまいますが、ともすれば独りよがりになってしまいます。正しいことであるからこそ、分かりやすく伝えなくてはならない・・・弁護士さんは裁判におけるプレゼンテーションのプロなのだということが分かりました。
3. 弁護士費用について
― 先ほど、他の法律事務所と比べなかったと言われましたが、費用についての不安はありませんでしたか?
訴訟に関わる費用については、正直不安でした。定価というものがないので、法律事務所によって費用はまちまちらしいのですが、その点については最初に相談に行ったときに説明してもらえました。
― 今は「価格破壊」とか「激安」が当たり前になっていますが、相見積を取ろうとは思いませんでしたか?
例えば電化製品のように、安く買っても品物が変わらないようなものであれば、確かに安いに越したことはないのかもしれませんが、弁護士費用について、金額の額面で決めるのはちょっと考えづらかったです。もちろん、世の中には安くて良い弁護士さんもいるかもしれませんが、それよりは私は自分と気が合う弁護士さんを見つけるほうが重要だと思っています。
― 最近はCMを流している法律事務所もありますが、検討されましたか?
正直、テレビとかラジオでCMを流しているところには全く興味がなかったです。なぜかというと、私は以前、広告代理店に勤めていたことがあるのですが、広告宣伝費って、結構な金額がかかるんです。その分を回収しようと思ったら、当然それだけの件数をこなさないといけなくなりますので、果たして、丁寧に対応していただけるのか、と。そうでなければそれこそ弁護士費用が高そうだな、と。
それに、弁護士さんが有名であろうとなかろうと、裁判の結果には全く関係ないですからね。
4. 法律事務所に依頼する場合の注意点は
― 今回、南北法律事務所に依頼をされて、お気づきになられたことはありますか?
南北法律事務所さんだからというわけではないと思いますが、裁判所に提出する文書(※注:裁判所に提出する準備書面や陳述書)をまず私が書かなければいけないということに、当初違和感を感じました。
私はてっきり、弁護士さんが全部書いてくれるものだと思っていたんですが、よくよく考えてみれば、弁護士さんも私がお金を貸したことやその後のやりとりを見ていたわけではありませんので、当然なんですね。勝手に自分で思い込んでました(笑)。
― これから南北法律事務所に依頼される方に対して、何かアドバイスがあればお教えください。
私が偉そうに言える立場ではないのですが、3点ほどあります。
1つ目は、「あらかじめ出来事の流れを時系列で書いておく」ことです。
これは弁護士さんに全体像を理解してもらうのにも使えますが、自分自身の記憶の整理にも役立ちます。箇条書きで充分なので、最初に作っておくと、相手方が嘘の主張をしたときでも反論しやすくなります。
2つ目は「証拠を整理しておく」ことです。
やっぱり、裁判で重要なのは証拠です。例えばお金を貸した場合、仮に借用書がない場合でも、通帳の記録があれば立派な証拠になります。それに今ならメールのやりとりが残っているととてもいい証拠になります。携帯のメールであれば、消えないようにきちんとロックをかけておきましょう。あと、第三者の証言が取れるなら、言うことなしです。
3つ目は、「嘘をつかない」ということです。
先ほど私は「気が合う弁護士さん」を見つけることが重要と言いましたが、弁護士さんの側から見た場合も、やはり依頼者を信頼できるかどうかが重要になるかと思います。なので、仮に自分に不利なことがあったとしても、私はきちんと弁護士さんに伝えておくべきだと思います。
裁判なんて、普通の人であれば一生に1回あるかないかの一大事です。私は今回、相手方を訴えた「原告」の立場でしたが、相手方は返済を免れようとしていろいろと嘘の主張を繰り返しました。そのため、それが嘘であることを証明しなければならなくなり、裁判が長引いてしまいました。
裁判中は、最寄駅の階段を昇る足が重く感じるほど、裁判所に行くのが憂鬱でしたが、最後には勝訴判決をいただくことができました。
自分が正しいと思ったなら、安易に泣き寝入りせずに、一度法律事務所に相談されることをお勧めします。自分が信頼できる弁護士さんを見つけることができれば、きっと良い方向に進むことができるかと思います。
― 最後に、南北法律事務所への今後の期待、ご要望をお聞かせください。
南北法律事務所は、学校問題に力を入れていると聞いてます。最近は「いじめ」という言葉ではもはや説明がつかない悪質な犯罪行為も多く報道されていますので、ぜひ被害者の支えになっていただきたいと思います。
― お時間をいただきまして、ありがとうございました。